小学生の英語について考えていると、
「英語、話させたほうがいいのかな」
「このままで大丈夫なのかな」
と、迷うことはありませんか。
私自身も、英語を教える中で、
どう関わるのが一番いいのだろうと悩むことがたくさんありました。
特に、子どもが英語を話さない時期は、
大人のほうが不安になりやすいように感じます。
そんな時にTESOLの「Silent Period」という考え方が
とても助けになったので、関連するアクティビティとともにご紹介します。
話さなくていい時期がある、という考え方
英語を学び始めた子どもたちの中には、
しばらく英語を話さない時期があります。
TESOL(英語教授法)では、
このような時期があること自体を
「Silent Period」として自然な学習の一部と捉えています。
詳細記事はこちら:英語が出ない時期は、必要な準備期間 ― Silent Period から考える「続ける英語」―
英語を聞きながら、
意味をつかもうとしたり、
頭の中で整理したりしている大切な時間です。
つまり、
話さないからといって、学んでいないわけではないということなのです。
Silent Periodに合う英語アクティビティのポイント
「Silent Period」の時期にいる場合
子どもが話ささなくても参加できる活動を行うことで
ゆったりと子どもと向き合うことができます。
その活動には4つの共通点があると考えています。
- 英語を「聞く」ことが中心
- 正解・不正解がはっきりしすぎない
- 声を出さなくても反応できる
- 間違えても恥ずかしくない
ここでは、実際によく使ってきた
Silent Periodを大切にできるアクティビティを紹介します。
アクティビティ① Picture Talk(見る・聞く・気づく)
ねらい
- 英語を聞きながら、意味をつかむ
- 話さなくても参加できる
やり方
- 絵やイラストを見せる
- 大人が短い英語で説明する
- “There is a boy.”
- “He is running.”
- 子どもは
- 絵を見る
- 指さす
- うなずく
👉 英語を言わせる必要はありません。
この活動が合う理由
- 英語の音や語順に自然に触れられる
- 「分かった」という感覚を持ちやすい
- 話さなくても「参加している」感覚がある
アクティビティ② True / False リアクションゲーム
ねらい
- 英語の意味を考える
- 判断する力を育てる
やり方
- 絵を見せる
- 大人が英語で言う
- “The cat is under the table.”
- 子どもは
- ○×カード
- 手を上げる
- ジェスチャー
👉 声に出さなくてOKです。
この活動が合う理由
- 英語を「聞いて考える」時間がしっかり取れる
- 間違えても恥ずかしくない
- 発話へのプレッシャーがない
アクティビティ③ 聞いて動くアクション活動
ねらい
- 英語と動きを結びつける
- 意味理解を深める
やり方
- “Touch something red.”
- “Point to the dog.”
- “Show me the big one.”
子どもは、
言われたことに合わせて動くだけです。
この活動が合う理由
- 体を動かすことで理解しやすい
- 正解が一つでなくてもOK
- 話さなくても「分かった」が表現できる
話させなくても、英語は育っている
これらの活動を続けていると、
- 英語を聞こうとする
- 表情がやわらぐ
- 知っている単語に反応する
といった変化が少しずつ見えてきたと感じることが多かったです。
アウトプットが見えにくい時期でも、無理なく楽しみながら継続することができます。
まとめ|Silent Periodを大切にすることが、次につながる
英語活動は、
「話させること」だけが目的ではないということを学びました。
Silent Period の時期には、
- 話さなくてもOK
- 聞いて参加できればOK
- 英語に触れ続けられればOK
このくらいの気持ちで、
安心できる活動を続けていくことが大切だと感じています。
そうして積み重ねた時間が、
ある日ふと、自然なアウトプットにつながっていくのだと思います。

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